■商品について
中国では、古代より玉を集中力、洞察力を高め、感情の安定を図る石として、皇室や貴族がアクセサリーとして身につけていたそうです。
また、玉には思わぬ災難から身を守る力、不老不死の力があると信じられていて、古代の王の墓や、遺跡からもたくさん発掘されています。
中国では玉とは翡翠だけでなく、瑪瑙や、その他の宝石の総称とされています。もともと翡翠とは鉱物の名称ではなくカワセミを差した言葉でしたが、いつのまにか深緑の半透明な宝石の事を差すようになりました。また、翡翠には「硬玉:ジェード」と「軟玉:ネフライト」があり鉱物学的にはまったく別の物ですが、一般的にはどちらも翡翠と呼ばれています。
以下は、中国の四大玉石と呼ばれている物です。
和田玉(ホータン玉)
新疆ウィグル自治区の和田(ホータン)地区で採取される翡翠(軟玉:ネフライト)。乳白色の羊脂玉が有名ですが、他にも白、黄色、碧、墨玉など色々な種類があり、中国の「国石」とされています。
独山玉(南陽玉)
三国志で有名な諸葛亮孔明が隠棲した、河南省南陽市郊外の独山で採取される柔らかい質感の玉になります。
岫岩玉/岫玉(しゅうがんぎょく/しゅうぎょく)
遼寧省(りょうねいしょう)岫岩(しゅうがん)というところで詐取される玉石で、岫玉と呼ばれる蛇紋石の一種です。
岫岩玉は中国の「玉の里」遼寧省鞍山(アンシャン)特産の玉で藍緑、 黄緑、淡白色で半透明で、
約7000年前から使われていたと言われていて、古代の王の墓や、遺跡からも岫玉を使った彫刻が見つかっています。
「緑松石」(トルコ石)
湖北省、安徽省、チベット等広い地域で産出されます。歴史が古く 古代エジプト人に発見されて神秘の石と見なされていたそうです。また、中国だけでなくペルシャ(現在のイラン)でも古くから産出されています。