フンザの女性達 その3

18 6月

「男性の言うモダンなイスマイリー派とは、男性達の自由・解放が中心で
女性達は根本はまだ、イスラム教とフンザの文化に従いながら生きなければならないのよ。」
これは、フンザに住む女性達の言葉です。
確かに、このフンザでは服装の自由、結婚の自由は、未だ男性だけのものであり、
女性達はたとえジーンズを履きたいと思っても、
もし外国人や他の宗派の男性と結婚をしたいと思っても、
父や兄が許してくれない、と、大半が諦めざるをえません。

女性の社会進出に関しても同様。
女性達は大学で学び、手に職を持って働くことを夢見ていますが
実際には、フンザと言う、山に囲まれた狭いエリアでは
田舎である故に職を求める全ての女性達に働く場所を与えるのは難しく、
かといって、女性が職を求めて街に出て行くのを、家族の男性陣はよしと思っていません。
せっかく高い学歴と優れた技術を持っていても、それを持て余している女性が大勢います。
また、職を見つけ、外に出て働いている女性達にも
「私も外で働くようになったのに、家の男性は家事を全く手伝ってくれない。
女性が社会進出するべきだと言っても、これでは女性の負担が増えただけなのでは。」
などという不満があるようです。

昔は日本でも「男は外で働き、女は家の仕事をする」と言うのが当然のことでした。
今では男女の平等をうたい、女性も男性同様社会で活躍をし、
家事を手伝う男性も増えてきました。
このように、フンザの文化や人々の在り方が変化していくことが
フンザにとって良いことであるのか、悪いことであるのかは別として、
いつかフンザも、日本のように変化する時が来るのでしょうか?